妊娠後期に入ってから、少しずつ身体に変化が出てきていた。
おりものが増えたり、
トイレに行きたくなることが増えたり。
恥骨のあたりが痛くて、寝返りが大変な時もあった。
「そろそろなのかな」
そう思うこともあったけれど、予定日はまだ1か月以上も先。
まさか、この数日後に生まれるなんて・・・。
桜が散り始めた4月上旬の朝。
7時45分。
トイレに行くと、少しピンク色のおりものが出ていた。
「……これ、おしるしかな?」
そう思った。
でも、痛みはない。
今すぐには陣痛は始まらないだろうと思って、そのまま過ごしていた。
8時22分。
今度は、おりものにはっきりとしたピンク色のものが混じっていた。
さすがに、
「間違いなく出血している」
と思った。
でも、やっぱり強い痛みはない。
そのまま様子を見ることにした。
16時頃。
お腹が張るときに、ほんの少し痛みを感じるようになった。
それでも、
「違和感があるな」
そんな程度。
このときも、まだ私は、
今日出産が始まるなんて思ってもいなかった。
19時30分頃。
少しずつ痛みが規則的になってきた。
10分間隔くらい。
でも、少し痛む程度。
「これ、本陣痛なのかな?」
そんなことを考えながら、時間を測っていた。
21時頃。
まだ10分間隔くらい。
今晩はこのまま様子を見ても大丈夫なのかな……。
そう迷っていると、夫が言った。
「病院に行こう!
迷ったら行動する。早い方がいい」
と。
その言葉に背中を押されて、病院へ電話した。
すると、
「一度来てください」
とのこと。
すぐ病院へ向かった。
21時30分。
病院に着く頃には、痛みは4分間隔くらいになっていた。
さっきまでよりも、明らかに強い。
生理痛がかなり強くなったような痛みだった。
まだ、耐えられる。
呼吸を整えながら、救急外来の受付で30分以上待たされた。
そして、22時10分頃。
診察を受けると、
「子宮口、3センチですね」
と言われた。
そして、
「とても柔らかいですね~」
と。
その言葉を聞いて、
「え、もうそんなに進んでるの?」
と思った。
でも、3センチ。
まだまだ時間がかかるものだと思っていた。
先生からは、
「できれば昼間に産めたらいいんだけどね」
という話もあった。
夜間なので主治医がいなかったから。
担当の先生も来てくれて、診察をしてもらった。
そこから少しずつ、陣痛が強くなっていった。
そして私は、陣痛室へ。
夫も一緒だった。
このときの私は、
「今日中に生まれるのかな」
「それとも朝までかかるのかな」
そんなことを考えていた。
まさか、
ここからたった数時間で、
次女に会うことになるなんて。
※この記事は個人の体験をもとに書いています。
医療上の判断については、必ず主治医・医療機関にご相談ください。



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