第3話|「待てない」別の産婦人科へ

妊娠中のこと

「このまま待ってはいられない。」

そう思った私は、他に診てもらえる病院がないか探し始めました。

大学病院の受診日は年明け。

でも、私たちには時間がありませんでした。

中絶できる期限が迫っている。

赤ちゃんの脳室が大きいと言われた。

それなのに、詳しいことは何も分からない。

「緊急性はない」と言われても、私にはどうしてもそうは思えませんでした。

だったら、自分で動くしかない。

そう思って、別の産婦人科を探しました。

そして、診てもらえる病院を見つけました。

ここなら、何か分かるかもしれない。

少しでも早く赤ちゃんの状態を知りたい。

その一心でした。

受診には、一万円ほどかかりました。

正直、安くはありません。

でも、当時の私には金額なんてどうでもよかった。

自費でも、知りたかった。

赤ちゃんの脳に、本当に異常があるのか。

もし異常があるなら、どのくらいなのか。

このまま大学病院の受診を待っていていいのか。

何も分からないまま、時間だけが過ぎていくことが怖かった。

そして、長女を連れて、その病院へ向かいました。

無事に到着。受付の方がとても親切で、気持ちが少し落ち着きました。

でも、周りの妊婦さんがとても幸せそうに見えて苦しかった。

私は幸せな妊婦を装って長女とキッズコーナーで待ちました。

そして、ようやく診察。

エコーで赤ちゃんを見てもらいました。

私は画面を見ながら、先生の言葉を待っていました。

どうか、大丈夫であってほしい。

でも、もし何かあるなら、ちゃんと教えてほしい。

そんな気持ちでした。

最初のクリニックで言われたことを伝えていたので、特に脳の部分を中心に診てもらいました。

私は、そこで何か答えが出ると思っていました。

ここまで来たんだから。

何か分かるはず。

そう思っていました。

そして、先生から告げられたこと。

それは――

私が一番聞きたくなかった言葉でした。

でも同時に、

ずっと知りたかった答えでもありました。

その先生が私に何と言ったのか。

そして、そのあと私はどうしたのか。

次回、書きます。


※この記事は個人の体験をもとに書いています。

医療上の判断については、必ず主治医・医療機関にご相談ください。

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