第12話|羊水検査の結果を待つ日々

妊娠中のこと

羊水検査が終わってから、結果が出るまでには時間がありました。

それまでの私は、ただ待つしかありませんでした。

でも、待っている間も、
お腹の赤ちゃんは動いていました。

いつもと変わらない日常。

長女と過ごして、
ご飯を作って、
夫と話して。

でも私の頭の中には、いつも赤ちゃんのことがありました。

そして私は、あることを願うようになっていました。

「染色体異常であってほしい」

できることなら、
少しでも余命の短い病気であってほしい。

そう思ってしまいました。

今考えると、とても残酷な願いだったと思います。

でも、あのときの私は、
そう願うことでしか、自分を守れなかったのだと思います。

もし、生まれてくることが難しい病気だったなら。

もし、医学的にどうしようもないことだったなら。

「私がこの子の未来を選んだ」わけじゃない。

そう思える気がしました。

自分の責任が、少しだけ小さくなるような気がしたのです。

反対に、
染色体異常がなかったら?

それでも、この子には重い障害があるのだとしたら?

私はどうするんだろう。

その答えを、
私はまだ持っていませんでした。

そして最後を、

結果が出るまで、
私はまた待つしかありませんでした。

お腹の中で動く赤ちゃんを感じながら、
私は毎日、
羊水検査の結果を待っていました。

「どうか、私が決めなくてもいい答えでありますように。」


※この記事は個人の体験をもとに書いています。

医療上の判断については、必ず主治医・医療機関にご相談ください。

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